いつだって、いまが最速。いま気づけたことが、素晴らしいんだ。

HPVセルフチェック経験者の声

ハヤカワ五味さん

HPV感染/経過観察中

感染がわかった年齢:22歳

2020年03月の情報を元に作成
監修:自治医科大学名誉教授 鈴木光明先生

自分の身体について、
自分は意外とわかっていない。

私もあります。子宮頸がん検診で、「異常あり」の文字をみたこと。私の場合は、2年ほど前に見つかりました。きっかけは本当にたまたまです。婦人科にかかることがあったのですが、婦人科の検診台って、なかなか乗りたくない場所。どうせ乗るなら他のことも一緒にやらなきゃ損でしょって、ついでに子宮頸がん検診を受けることにしました。異常は見つかったものの、医師からは「しっかり定期的に見て、ケアをしていけば絶対に大丈夫」とのことば。そのことばを信じ、むやみにこわがることも不安になることもなく、でも忘れずに、以後定期的に検診へ行くことを心がけています。

性や女性の病気について、元々関心は高い方でしたが、この出来事は、より子宮頸がんについて調べたり、周りの人と話したりするきっかけとなりました。そこで気づいたのが、人は自分の身体について、意外とわかっていないものなのだということです。

たとえば生理痛のひどい子がいて、でも彼女は、ピルを飲むでもなく病院に行くでもなく、「私は生理が重い体質だから」と諦めている。それって、本当に?と、思うべきことなんです。だって、自分の子宮が、生理が、身体が、どんなものかよく知らないままに、自分の身体はこうだから、と勝手に判断するのって変でしょう。病院に行ったり、誰かに相談をしてみるべきこと。自分の身体のことを知らず、ひとりで思い込んでしまうのは、まず、やめたほうがいいことなんじゃないでしょうか。

できる範囲で、
自分の身体をマネージしたい。

私はいま、自分の身体についてよりよく知って、自分の身体をマネージしていくことについてとても興味があります。身近なところで言えば、サプリメントを摂ったり、最近では低用量ピルの服用も開始しました。みんななぜだか、肌荒れは気にするのに、身体のなかのことはあんまり気にしないですよね。でも、痩せたいとかかわいくなりたいとか、病気のことだとか、そういうのも本当はぜんぶ、身体のことって、広くはつながっている。身体の冷えが改善されるとか、生理不順が改善されるとか、見えない根本の部分が、本当は自分のことをよりよくしてくれるんじゃないかと考えています。

病気の検査や検診に行くのも、ちょっとした気持ちや悩みがきっかけでいいんじゃないかな。世の中、自分の力で思い通りにならないことばかりなんだから。努力次第でできることがあるなら、できる範囲で、自分の身体くらいマネージしていくのって、大事なことであるはずです。

HPVの話ができない恋人となんて、別れてしまえ!

自分の身体をマネージしていくために、身体や病気について、知っておくことが必要です。たとえば子宮頸がんについて知っておいてほしいのは、がん化する前の段階で見つけることが出来て、その段階で治療できること。あるいは、子宮頸がんの原因であるHPVウイルスは、性交渉で感染するものであること。不必要にこわがることより、知ることを大事にしてください。知っていれば、検査に行くことができるんです。

知ることと同時に、もしできるなら病気について、周りの人と会話をしてみてほしいです。病気の話って、身近な人とはライトには話しづらいこと。デリケートな話題だから、話したくない人がいるのも当然で、気軽に話せるようになったら理想だけど、無理に「みんなで話し合おう!」ってうながすのも、ちょっと違うのかもしれません。

でもHPVは性交渉で感染するウイルスだから、気になる人はパートナーとは、話をしてみてほしいんです。だって、命にもかかわるかもしれない話です。命より優先させなきゃいけない他の話題や用事なんて、ないでしょ?そこに対するコストを惜しむような人なら、そもそもパートナー選びが間違ってる。向き合ってくれない人間となんて、付き合う必要ないんですよ。お互いの命に関わる話をすることは、お互いを大事にすること。身体について、検査について、病気について。考えて、口に出していかなければいけないんです。

そして、そう。検査したり、病気について知ったり、会話をしたり。これらの行動は少しでも早く、なんです。だから、これを読んでいる人は、いま、行動するべきなんですよ。子宮頸がんについて、検査する。調べてみる。いつだって、いまが最速。いま知れたことを素晴らしいと思って、行動を始めてみてください。

【監修医師からのコメント】
HPVのことを「不必要に怖がるより、知ることが大事」というのは、素晴らしいメッセージです。医学的な補足をすると、HPV感染そのものは、ありふれたことです。“他の誰か(パートナー)に感染する”ことも、それほど気にする必要はありません。ひとは、HPVだけでなく、様々なウイルス・細菌をパートナーと共有して生活しているものです。
最終的には、かかりつけの産婦人科医に相談して頂ければと思いますが、一般にHPVに感染しているだけで、性生活を大きく変える必要はありません。パートナーに伝えるか否かも、ご自身のご判断で良いと思います。
個人的には、ハヤカワさんのおっしゃるとおり、パートナーと感染のこと・検査のことなどを話しあうのは、素晴らしいことだと思います。

SHARE ON