子宮頸がんのお金の話
本ページは対がん協会からの監修を受けております。
治療の費用について
子宮頸がんになる前に早期発見できた場合にかかる一般的な治療費は

しかし、子宮頸がんになった場合一般的な治療費は

と言われています。さらに、がんに罹患すると、治療費が高額になるだけでなく、治療以外にも支出が増える可能性が高いです。
治療費の中には健康保険が適用されないものもあります。

「先進医療に係る費用」については全額自己負担
先進医療を受けた時の費用は、次のように取り扱われ、患者は一般の保険診療の場合と比べて、「先進医療に係る費用」を多く負担することになります。
1.「先進医療に係る費用」は、患者が全額自己負担することになります。「先進医療に係る費用」は、医療の種類や病院によって異なります。
2.「先進医療に係る費用」以外の、通常の治療と共通する部分(診察・検査・投薬・入院料等)の費用は、一般の保険診療と同様に扱われます。つまり、一般保険診療と共通する部分は保険給付されるため、各健康保険制度における一部負担金を支払うこととなります。


厚生労働省 第71回先進医療会議「平成30年6月30日時点における先進医療Aに係る費用 平成30年度実績報告(平成29年7月1日~平成30年6月30日)」をもとにハッチヘルスケア株式会社作成
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。
出典:厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ」
しかし、高額療養費制度でもカバーできない出費があります。先進医療もこの制度の対象外となっており、ほかにも以下のような例があります。
治療費以外の出費

差額
ベッド代
病院への
交通費
入院時の
食事代の一部
治療費以外にかかる費用の事例
健康食品購入費
ウィッグ代
など
厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」をもとにHatch Healthcare株式会社作成
収入減少の可能性
子宮頸がんになった場合、治療費などの支出が増えるだけでなく、休職や離職により収入が減る可能性も考えられます。


万一のための備えを用意することも重要です。
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